こんにちは。佐々木です。
11月25日日曜日に浜松町のニューピアホールで開催されました「統一ショーダンス選手権」に出場してきました。
統一ショーダンス選手権は各団体選抜4カップルの計12カップルで競うショーダンスの競技会です。
ダンスの種目はラテン種目のどれでもOK。1種目でもいいし、何種目入ってもかまいません。
色々とワールドルールが定められていまして、
〇フロアーに入るところから2人が出るところまで4分以内
〇リフトは3回まで
〇小道具は禁止
などがあります。満たされなければ即失格です。
今回は、昨年よりも出場組数が少なく
ラテンでは6組 スタンダードでは5組の出場となりました。
この日の為に大竹先生に振り付けして頂きギリギリまで修正を加えようやく完成したショーダンス!
サム スミスというイギリスのミュージシャンの曲「Lay Me Down」に合わせて無事に踊ってまいりました。
5種目競技会、10ダンス、パーティー、海外遠征がある中でショーの振り付けをしてもらい踊りこんでいくのは本当に大変でした。
リフトの練習では私はアザだらけになりますし
大坂先生は私を持ち上げなくてはいけないので大変だったようです。
また、今回の「Lay Me Down」という曲の音色と音量と響に
大竹先生の振り付けとすり合わせて表現を考えていきます。今回はとにかくナチュラルに・・・
これが一番難しいのです。競技ダンスにならないように、そして演技するにしてもわざとらしくならないように。
大竹先生は振り付けしながら「こんなイメージだよ」とアドバイスして下さいます。しかし、自分が本当にその気持ちを理解しないと動くことが出来ません。
曲と振り付けと自分の感情が上手く溶け合った時に自然と踊ることが出来ます。
毎回、踊っている自分は何者なのか?どういう心の動きがあるのか?など色々考え悩み・・・思考が宇宙に飛んでいきます!!ちょっとおかしくなってきます!!
さて、当日は朝10時からリハーサル。本番の衣装を着て出入りの確認をして本番同様にリハーサルを行います。
ここで衣装などのチェックを受けます。
そして、リハーサル前に踊る順番のくじ引きです。いつもくじ運が良くない大坂先生の代わりに初めて私が引きました。
1番・・・・やってしまいました。1番は基準点になってしまうので良くないのです・・・私もくじ運が悪かったようです。
リハも本番もこの順番です。でもしょうがない。後は踊るのみ!
リハーサルですでに緊張し震えました。
本番は16時から。時間が十分あるので
昼食をゆっくり食べ、メイクをしてストレッチして準備します。
さて、本番。衣装を早めに着て何回もチェックをして・・・
とにかく緊張が止まりません。興奮して呼吸がふんふんしておかしくなって・・・なんだか気持ち悪くなって・・・それで泣けてきます。
それだけ、大切に踊ってきて今日のこの日を心待ちにしていました。
とにかく自分を信じて、大坂先生を信じてやれることをやるだけです。
名前が呼ばれ、1歩踏み出してスタート。もう迷ってはいられません。
スポットライトがきつくて前のお客様の表情は全く見えません。
一つ一つ丁寧に。落ち着いて。
少し失敗がありましたが・・・気づいたらラスト。
あっという間に終わりました。
でもたった4分間の中に今までの練習やレッスンが走馬灯のように思い出され大竹先生の声も聞こえてきました。「ゆっくり~!」と。
よく言われていた言葉です。
終わってから、しばらくしてようやく我に返り、満足に踊り切れなかった自分の力量の無さに涙しました。
でも、このフロアーに立つことが出来たこと、大竹先生に宝物のような作品を創って頂き3人で作り上げてきた日々はダンサーとして本当に幸せでした。
結果は、6位。
上位に行くことはできませんでしたが精一杯頑張りました。もっと自分たちの作品に仕上げていけるように練習していきたいです。
応援に来て下さった生徒様。そして大竹先生、鈴木先生。先輩の古賀先生、有真先生、大竹ファミリーの先輩方、さらに選手の方々に沢山応援して頂き
本当に感謝しております。ありがとうございました。
踊り終わって記念撮影
大竹先生、鈴木先生を囲んで、石原正敏先生・横山晴巳先生・大坂組・遠山恵美先生・浅村慎太郎先生です。
大竹先生が振り付けした作品にて浅村組優勝!! 石原組準優勝!! おめでとうございます。
スタンダードはこの2カップルが来年の世界選手権日本代表となりました。
両作品とも本当に素晴らしいです!2カップルとも最高の表現力で他を圧倒していました!!世界でも頑張ってきてください。
浅村組は、1週間前に世界ショーダンス選手権を踊って帰国したばかり。なんと世界選手権で5位入賞。しかも1位を3名の審査員からもらったということ。
これは本当にすごい事です!!