赤と青のガウン

こんにちは。佐々木です。

7月に入りました。

大雨が止んだかと思うとまた一歩夏に近づいていくことを肌で感じます。

日に日に暑さが増していますし湿気もすごいので身体が重く感じる日もありますね。

水分とミネラルが大事だということで、水をこまめに飲んだり塩をなめたりしています。

皆さんも体調管理に充分気を付けて下さいね。

 

今年は新たに梅仕事を友達に教えてもらいました。

梅の酵素ジュース、梅干しづくり、紫蘇ジュースにも挑戦しました。

パーティーシーズンの忙しい時期なので、疲れたら甘いものを食べてしまったり時間が無ければ適当な食事になってしまいやすいです。

外食も多くなります。。。

ですからなるべく身体にいいものを取り入れるように心がけ、少しでも食生活を大切にしながら健康を維持しなくてはと思っています。

 

 

さて、最近話題になっている「赤と青のガウン」という彬子女王の留学記をご存じでしょうか?

気になって早速読んでみました。

三笠宮さまと言えば「三笠宮杯」という冠のつく競技会があるほど社交ダンス界のサポートを頂いていました。

三笠宮寛仁親王がお亡くなりになり、そういったダンスのイベントには彬子女王がご出席くださるようになっています。

実物の彬子様にお会いしたことがあるので何となく親近感を持ち本を手に取りました。

 

彬子様のイギリス・オックスフォード大学留学の事が書かれています。

皇室の内情、様々な苦悩、その時のご本人の気持ちなどが書かれていてとても面白く一気に読み終わりました。

また、私達もイギリス留学経験がありますので、イギリスあるあるも書かれていて自分たちの留学体験がよみがえりました。

彬子様も私達も2001年からの留学で、本当に同時期にイギリスにいたのだと思うと他人事ではない気がします。

 

今上天皇皇后さまのイギリス訪問も重なりタイムリーなことでした。

もともと、私は王室や皇族に興味がありました。どんな世界なんだろう?と。

この本を読んで皇室の皆様の影での大変さがわかりました。

 

本にも登場するイギリスの大英博物館にも行ったことがあります。

無料で入ることが出来るので貧乏留学生の私達には大変ありがたい場所でした。

彬子様も留学中、大英博物館に通われ、学芸ボランティアとして日本コレクションの調査研究をされていたようです。

「日本のものが流出していることは悲しいな。」と思っていましたが

見方の方向を変える表現が本の中にありました。

「大英博物館に保管されていたから、日本の戦争下で文化財が消滅しないで綺麗な状態で残されている。」

それほど貴重な資料が大英博物館に保管されていて、もしかしたら永久的に日の目を見ないものがあるかもしれないぐらいその量は大量にあるそうです。

その中から貴重な作品や資料を彬子様が探し当てた様子も書かれていました。

 

皇室が公務を休んで留学なぞ。。。。と批判が出そうなところで、ご本人はやはり気にしていたようですし宮内庁でも問題になっていたようです。

しかし、彬子様が行ったことに意味があったのだと思わずにはいられません。

皇室の立場であるからこそ日本についてより深く学ぶことになったのか・・・・何か運命に引き寄せられる不思議なものも感じます。

留学中に彬子様が作られた人脈は、日本にとって大切な繋がりになっていると思います。

 

実は、同時に二冊他にも読んでいまして

「三体」というSF小説。「源氏物語」の原書。

三体は1巻・2上下巻・3上下巻と続きます。1巻の前半を読んでいる時は5ページぐらいですぐにウトウトしてしまうぐらい難しい内容でした。

難しいというか著者が中国人で舞台が中国ということで登場人物が中国の名前であったり、文化革命のことが出てきたり、科学的の名称がでてきたりして・・・

内容はとても面白いのですが普段使わない単語が多いです。

ですが、読み続けるとどんどん面白くなり今現在2巻の下に入りました。

壮大な内容で妄想が膨らみます。寝る前の楽しみになっています。

 

源氏物語は本が分厚いので持ち運べないし、寝っ転がって読むのもできない。さらに言葉が原書なので読みづらい・・・

なかなか進んでいません。。。

学生の頃は教科書で読んだり漫画で読んだりして理解していたつもりになっていたので原書を頑張って読みます!

1年はかかりそうです・・・・

 

映画も気になっているものがあり邦画2作品を観てきました。

今は色々とインプットする時のようで様々なことに興味があります。

ダンスにアウトプットできるといいな。

 

本では地球が滅亡しそうだったり、平安貴族が戯れていたり・・・・

映画では、家族とは・・・と考えさせられ、家族愛にほんわかした気持ちになり・・・

日々の生活では、ダンスを踊り大坂先生といつもケラケラ笑って、そして生徒の皆さんと踊りお話し触れ合っています。

 

 

頭の中が振り幅の大きい色々な世界に行ったり来たりしています。

人間とは何だろう?人々や世界で起こることの裏表、善悪、白黒、光と闇。

何が正しくて何が悪なのか。急に立場がひっくり返ることもある。

 

日頃の慣れた世界から少し離れると

自分の色眼鏡で世の中をジャッジしてしまっている自分がいることに気付きます。

広い心ですべての人を受け入れられる大きな器が必要です。

世界中のみんなが幸せでありますように。