こんにちは。佐々木です。
久しぶりの投稿となります!
あっという間に5月も半ばを過ぎました。だんだん真夏日のような日差しの強い日が増えてきました。
しかし夜や朝方はまだヒヤッとする日もあるので体調管理に気を付けなくてはいけません。
さて、今年のゴールデンウィークは珍しくお休みを頂きました。
競技会に出ていた時は、この時期はブラックプールダンスフェスティバル出場の為イギリスに行っていました。
今年は、私事で釜山に行ってまいりました!
プライベートなことはあまりブログに書いていないような気もしますが・・・・お付き合いください。
趣味で始めた剣舞も約3年となりました!
まだまだ下手っぴではありますが、楽しくお稽古を続けています。
大体、習い事でも遊びでも何もかもがダンスの肥やしになればいいと始めています。
剣舞を始めることで体幹を鍛えられたらいいなとコロナ禍で始めたのですが、思いの他かなり舞います。
そして私達のダンスにはない刀や槍、扇子などの小道具も使うので難しいです。
先生が自由な発想の方で、私達のアイデアを採用しながら細かな刀の使い方などはしっかりとご指導頂いています。
従来は詩吟で舞うのですが、「古き良きものを残しながら新しいものを取り入れる」ことを面白がりながら受け入れてくださる先生のもとで、
歌謡曲・ポップスに振り付けて舞う事もやらせてもらえて楽しくお稽古に励んでいます。
この度、毎年釜山で開催されている「朝鮮通信使祭り」に派遣して頂き参加してまいりました!
静岡市として次郎長太鼓の皆様と、星舟流詩舞の方々と私達「大伸流清水神鳳館」のメンバーの総勢16名が朝鮮通信使使節団となり20分間のショーを創り披露してきました。
他にも九州や山口からもよさこいなどの団体が参加していました。
海外公演なんて!夢みたい!
一緒にお稽古に行っている倉島先生・麻衣先生と息子M君と共に「いつか海外で公演したいね!」と言っていたのですが、早くも夢が叶いました。
5人とも初韓国です!
全く言葉がわからないけど・・・どうにかなるよね~という感じで日々の忙しさに下調べが全くできないまま行きました。
5月3日朝6時に倉島一家が車でお迎えに来てくださり、
途中コンビニでおにぎり、モンパルナスでパンを買って朝食を車の中で取りながら名古屋セントレア空港へ向かいました!
出発の便は15時。ゴールデンウィーク中で交通事情の予測がつかない為、めちゃくちゃ早い時間に出発となりました。
太鼓運搬のサポートもしなくてはならないし、とにかく乗り遅れるわけにはいきません・・・
途中、3件の交通事故を横目に見ながら10時30分ごろに空港到着。
空港で市の観光交流文化局の方や副市長 大長さん、そして今回のメンバーと対面。意外と早く集合出来て良かった!
太鼓や刀の税関手続きを行いいざ韓国へ!
韓国の空港では、太鼓と刀の税関を通すのが厳しかったようです。
何に使うのか?とかなり質問攻めにあったようです。刀は絶対に怪しいですよね・・・
現地ボランティアの方が大きなシャトルバスでお出迎え下さり、日本全国各地からみえていた大道芸人やパフォーマーもみんなでホテルへ移動しました。
ホテルへ到着すると、お祭りの出演者でごった返していました。
ひとりずつチェックインを済ませ、本番の会場の下見で繁華街へ。
夕食はホテル近くの韓国料理店へ。さっそくおいしいキムチやお肉を頂き明日へ備えました。
ホテルの部屋は東横インのシングル用ビジネスホテル。
久し振りに一人部屋を堪能しました。
2日目
いよいよ本番の日!ピカピカに晴れています。
朝食を済ませ、メイクをしてシャトルバスで本番の会場へ。
今回は外でのパフォーマンス!B会場・C会場と2か所で踊ります。
ものすごく炎天下の中での演技になりそうです。
控えのスペースも屋根がない場所で舞う前から汗だくでした。
まずは第1回の演技が11時30分から。
場所は若者のショッピング街のど真ん中、日本の原宿と渋谷と新大久保が混じったような街。
人が沢山集まってきました。
袴を着て、刀を腰に差して外を歩くと普段とは違う気分でワクワク嬉しくなります。
韓国の方だけでなく、海外の観光客の方も興味津々で集まってくれます。
パフォーマンス前には、メディアの方からインタビューも受け気分ノリノリです。
さあ、いよいよ本番です。
清水次郎長太鼓の次郎長の口上が始まり太鼓の演奏からスタート。激しい演技でお客様を引き付け、詩舞の皆さんは「竹取物語」の幻想的な舞を美しく披露して頂き会場を魅了しました。
ここからは剣舞の出番です!
太鼓で間をつないで頂き、M君の槍のソロからスタート。
その後5人で舞い、最後に先生と先輩の刀さばきで盛り上げます!
屋外のコンクリートの凸凹で踊ったので、大変だったりバランスが怖いところもありました。
しかし、とにかく楽しかった!
気持ちよかった!みんなで団結して作品を披露できました!
2回目の公演も場所を変えて行い、無事に(私は失敗があり悔やまれましたが)終わりました。
本番前も後も、たくさんの方々から記念撮影を求められました。
ちょっとカッコつけながら武士らしいポーズをとって記念撮影に応じました。つかの間のスター気分を味わいました!
韓国の方は親日の方が多かった印象です。
皆さん、とても礼儀正しく話しかけて下さいました。
一生懸命日本語で話しかけてくれるおばさんもいました。
山が好きで日本の山へ登りに行くそうで、日本の方と交流したくて日本語を覚えたそうです。
白人の若い女の子たちは、倉島先生、大坂先生、M君を観て「ソー ハンサム!」と言っていたとか・・・
男性陣もウキウキです!
今回のお祭りの現地ボランティアの方、お客様、韓国のパフォーマーの方たちと接する機会があったので
もっと韓国語が話せたらたのしいな~と思いました。
また、日本の刀や侍は最強!と実感。
日本の文化を誇らしく思いました。
公演の合間におトイレが無く地下鉄駅のトイレを利用したり、待ち時間にカフェやコンビニで飲み物を買って暑さをしのいだり。
自由行動は全くありませんでしたが、ほんの少し韓国の生活を垣間見ることが出来ました。
また、昔の通信使節団を模したパレードが行われました。
これも圧巻。
夜は、お食事会がホテルの最上階で開催されました。
釜山は海沿いの街なので海鮮が有名との事。
ビュッフェメニューはアワビ蒸しやエビチリ、お寿司、お刺身などもありました。
豪華なビュッフェだけでなく、今回のホテルやシャトルバスや3食の食事、ボランティア2名が付きっきりでサポートなど
とにかく釜山市のほうで至れり尽くせりのおもてなしをしていただきました。
もう次の日はさよならなので、私達はお疲れ様の会となりました。
他の団体は2日間公演の方もいるようでした。
夜は5人で街中を少し散策。
そして朝は、私と大坂先生とで地元の方が行くクッパの専門店へ。
文字は何も読めないし、切り盛りしているおばあちゃんは何を言っているかわかりませんが
とりあえずメニューの一番上に書いてある豚肉のクッパを注文しました。
グラグラ沸騰した鍋がどん!とテーブルに置かれました。
白いご飯、麺、キムチ、つくだ煮、白洲のしょっぱいもの、生の唐辛子とニンニクとにら等がどんどんテーブルに置かれます。
食べ方がよくわからないので地元の家族の様子を観察しながら頂きます。
副菜は食べ放題のようです。生の唐辛子はかぶりつくようです。
朝から胃に重いのでは?と思いましたが、食べてみるとすごくあっさりした優しいお味。
汗をかきながら地元の食べ物を食べていい経験になりました。
3日間の短い旅でしたが
初めての地で、剣舞を舞い、地元のものを食べ、現地の人や日本からのプロのパフォーマーの方々とも親しくなり
とても有意義な素敵な時間となりました。
何でも興味を持ってやってみる!行動してみる!失敗を恐れずにやったらこんなに楽しい展開になるなんて。。。。
人生本当に面白いですね。
これも、剣舞の先生や静岡市の職員の方々、派遣の仲間のサポートがあったからですが、
何よりも倉島先生ご一家との友情が無ければこんなに面白いことにはならなかったと思います。
いつも仲良くして下さり感謝。
ダンスもプライベートでも、これからもお互いを高め合いながら楽しいことを一杯やっていきたいと思います。
生徒の皆様にはお休みを頂きましてありがとうございました!
ここからは、まずはTOYSの「ランチパーティー」まで走ります!踊ります!
みんなで盛り上がっていきましょう!皆様の応援ご協力よろしくお願い致します。