12月2日土曜日に東京の門前仲町の富岡八幡宮で開催されました
「ジャパン エンターテイメント アンド エクスペリエンス」に招待されました。
今回は出演側ではなく完全にお客様としてです。
大坂先生の趣味の落語の先生のお誘いで行くことになりました。
エンターテイメントの勉強になりそうです!
門前仲町の駅から1分で到着。久しぶりに富岡八幡宮へ来ました。
初めてお正月に来た時は、ご祈祷の迫力に圧倒されました。
まるでロックコンサートに来ているかのような声量と圧力、パワーがとにかくすごかったです。
他にもフリーマーケットや骨董市に行ったこともありました。
イベントに行く前にまずは境内に入りお参りをして、古い趣のある会場「婚儀殿」に向かいました。
会場に着くと、前半の部の方がまだ終わっていないようでした。
待っている間に、着物着付け体験と日本髪体験がありました。
前半の方が和装している様子が見えたので「なるほどそういうことか!」と。
私も挑戦することにしました。日本髪はコントのカツラのようになってしまいそうですが・・・・滅多にできない事なので・・・・
私達が着替え終わったころには
宴会場の準備が出来上がり2階の大広間に通されました。
ここでも他の体験が出来ました 。
まずは、お座敷遊び。綺麗な方に優しく教えて頂きながら挑戦しました。
次に太鼓体験。ノリノリでたたいてきました!
ドリンクは日本酒やワインやソフトドリンクが飲み放題。
ゲストが揃うと、会がスタートしました。
和食の食事が運ばれながら
①木遣り・・・深川の材木屋が唄いながら作業していた時の名残残している保存会の方が披露。
②和太鼓と津軽三味線・・・浅草の民謡酒場 和之家 追分より(昼間はお稽古、夜はお店で演奏して修行している)
今年、津軽三味線で優勝した方が披露。
③歌舞伎舞踊「助六」
④安楽節どじょうすくい
⑤深川おどり
⑥殺陣・・・当日遊びに来ていたハリウッドのスタントマンとして活躍している佐藤健司さんが飛び入りで舞台に引っ張られ
見事な殺陣を披露し会場を沸かせました。さらにカッコいいだけではなく演技も素晴らしく、最後には間違えて自分のお腹を切っちゃったという落ちを付け会場は爆笑!
すばらしいエンターテイナーでした。
6つの演目が披露され、合間に演技者の方のお話が入ったり司会者の方が様々な日本の文化や演目のうんちくを話して下さりとても興味深かったです。
私達のテーブルには日本在住の外国の方がいらっしゃいました。
その中の1人の話では、
「みんなで芸者を見たくてお座敷を予約しようとしたら高くて断念した。」
主催者の方は「海外の方にたくさんの日本文化に触れて欲しいけど、お金も時間もかかる。」
「歌舞伎だと5時間ぐらいかかるし、懐石料理を食べるにしても時間がかかる。それを一気に体験してもらおうと企画しました!」
司会者である舞踊の先生が中心となり数年前から何回か行われているようです。
始めは自分の知り合いを集めてイベントをしていたのが、文化庁に認められ、来年からインバウンドの方々に体験してもらうために本格的に開催されるようです。
日本人の私達も楽しみました!
改めて、日本には良い文化・おもしろい伝統が沢山残っているのだなと思います。
例えば、着物について。
主催者がなぜ着物体験を入れたかというと こんなに簡単に着ることができると知って欲しかったから!
そして今、SDG’sが強く言われていますが、昔の日本人の生活はECOだったことがよくわかります。
着物は着古したら→古着屋に売る→子ども服・バックや小物に作り変える→下駄の鼻緒に→ぞうきん→ろうそくの芯にする
という風に最後の最後まで使い切ったそうです。
歌舞伎の助六の意味も初めて知りました。
紫の鉢巻きの意味も。
同じテーブルの海外の方もとても喜んでいました。
日本舞踊の方と写真を撮ったり、甲冑を着た侍が来たら喜んだり、一生懸命にお箸を使ってみたりと日本文化を楽しんでいました。
食事の合間には日本での生活についてお話を聞きました。
3人とも日本語がまだあまりしゃべれないそうです。
池袋にて「ここに行くにはどうしたらいいですか?」と日本語で聞いたのに
「私、英語しゃべれないから・・・」と逃げられてしまうことがよくあるそうです。
そしてガッカリするそうです。
日本人の私達が反省しなくてはいけないことですね。
英語が喋れなくても絵で説明できるかもしれない。何か助けてあげられるかも。
言葉が完璧でなくてもいいじゃないか!という気持ちで接してあげたいですね。
約3時間のイベントは子供も大人もおおいに楽しみました!