明光会文化祭へ

こんばんは。佐々木です。

今日も暑い1日でした。ずっと雨が降っていたので何となく心も身体もだるい感じが続いていたように思います。

が、今日はカラッと晴れて私も元気いっぱいです!

 

今日は午後から

第62回社会福祉法人明光会 自営型就労継続支援B型事業所「ラヴォ―ロみずほ」単独化記念文化祭

に招待され伺ってきました。

 

明光会の「安倍学園」へ月に2回、小学生・中学生・高校生のための社交ダンスレッスンに行っているのですが

その子供たちの発表会でした。

今年はコロナにより2年ぶりの開催でした。

しかし残念ながらここ数日のコロナ感染拡大の影響によりご家族やお友達の観覧が中止されてしまいました。

安倍学園の子どもの中で「妹とお母さんが観に来てくれる!」と嬉しそうに話してくれた子もいたので

子供たちにとっても親御さんにとっても残念ですが

それでも、静岡市文化会館の中ホールという広い会場でみんなが発表できるということは素晴らしいことです。

開会式のあいさつで県議会議員の方が仰っていたのですが

「この会場で披露した経験やそれに向けて頑張ってきたことが今後の生活や仕事でいい経験となる。」

本当にその通りだと思いました。

今日は、私達来賓の数名だけの観覧ですがしっかりと観て応援しようと思いました。

 

明光会では

知的障害者のための就労支援事業所があります。

障害があっても、訓練して自分でお給料を稼ぎ生活していく環境を作っています。

 

安倍学園に通っている子どもも高校3年生から清掃やベッドメイク・調理などの訓練を受けはじめ

就職活動をして卒業していく子を何人も見てきました。

そういった支援は、本人にとってもご家族にとっても大切な支援になると思います。

 

 

 

さて、安倍学園の子ども達の発表は

朗読・合唱・ダンス「わたしの夢~未来にむかって~」と題して行われました。

まずは、一人ひとりが自分の将来の夢を話しました。

ダンスレッスンで会っている子ども達の夢を聞いてジーンとしました。また微笑ましく思いました。

「パン屋さんになりたい。有言実行するぞ!」「こどもが好きだから保育士さんになりたい。」

「絵を描くのが好きだから漫画家になりたい。」

高校生は「就職をして責任ある仕事を任されたい。」と堂々と発表していて感動しました。

 

そのあと、合唱ではジャニーズのアイドルグループ嵐の「カイト」を歌ってくれました。

本当にいい歌です。

歌詞で「君の夢よ 叶えと願う 溢れ出す ラルラリラ」というフレーズがあるのですが

私も聴きながら「この子供たちみんなの夢が叶いますように。そして明るい未来でありますように。」と思いました。

 

最後にダンスです。

今回は、文化祭までのレッスンが3回しか無かったので演目は安倍学園の先生が決めていました。

演目は「ツバメ」。

NHK 「ひろがれ!いろとりどり」Eテレ「あおきいろ」のテーマソングのようです。

 

NHKで10代の皆さんから「ともに生きる」というテーマで物語を募集。その中のグランプリ作品が

「小さなツバメの大きな夢」という物語(東京都の15歳の乙月ななさん作)

それをもとに「YOASOBI」が曲を、振付家MIKIKOが振付をしたものです。

 

曲も振付もすでにあるのですが、まずは最初のレッスンまでにその振付を全部覚えるところから始まりました。

1回目のレッスンでまずは初めから中盤までの振付を少しずつ解説しながら踊って見せ、みんなに覚えてもらいました。

2回目のレッスンでは全部を通して踊れるように練習しました。

そして、動けない子や一人でいられない子、幼児さんもいるので

踊れる活発な子だけでなくみんなが目立つように間奏の振付で並び順を変えたりしながら

立ち位置を把握します。

3回目の最後のレッスンではとにかく踊りこみ!

みんなで何回も踊って汗だくになりました。

 

さあ、本番はどうなるか?心配していましたが

みんな元気に踊っていました。

子どもの姿を見て、客席で一緒に踊りながらジーンとなりました。

子ども達に心揺さぶられ、私も今日からまた頑張るぞ~!!とパワーをもらいました。

この感動を私も次のレッスンで子供たちに愛情やダンスの情熱として返していきたいです。

 

今回は新規メンバーもいる中で3回しかレッスンが無かったので社交ダンスの要素を入れることができず残念でした。

しかし、すでに以前からのメンバーが「ジルバ踊りたい。」と言ってくれるので嬉しく思います。

 

改めて、社交ダンスの先生でよかった。

教える私が幸せで、踊る子供たちも楽しそうで、見ている人も幸せな気持ちになって!!

こんな素晴らしい循環を感じることが出来た1日でした。

 

ブログを読んでくださる皆様はダンス愛好家の方が多いかと思います。

様々なダンスの発表や練習を観ていて、私も大坂先生も感動して泣きそうになることがあります。

それは、プロでもアマチュアでも踊っている方がその時に向けて真剣に取り組んできたことを感じる時です。

その方の集中力なのか気持ちがあふれ出てくるからなのか?わかりませんが感動させられます。

そして幸せな温かな気持ちにしてくれます。

皆さんひとりひとりがダンスを通して「素晴らしい循環」を生む一人なんです!

今年の夏も、みんなに感動や幸せを降り注ぐ熱い夏にしましょう。