「JPCL CUP」②

さあ。昨日の続きです!

早速行ってみよう!

 

JPCL CUP(選手会パーティー)

いよいよラストはトッププロショータイムです。

全15曲 フォーメーション12曲、チャンピオンによるソロデモ3曲と豪華な内容となっております。

テーマは「ミュージカル」

誰もが一度は聞いたことがある有名なミュージカル映画の音楽で構成されたショータイム!

楽しくないわけがありません!

 

私たちはラテンファイナルチームに所属しました。

私たちチームのリーダー歩浜先生・のぞみ先生ペアが振付をしてくださいました。

曲は「ウェストサイドストーリー」

ミュージカル・映画・音楽は国内外で上演されています。世界中の人が知っていると言っても過言ではない作品。

音楽も名曲ばかりです。

 

1957年ブロードウェイミュージカル作品が1961年に映画化され、2021年にスピルバーグ監督が再び映画化し話題となりました。

2022年アカデミー賞にもノミネートされた作品です。

 今回、このフォーメーションに出演するまでに何とか映画を観ておこうと思い

ユニバーサルが終わって間もなく映画館へ観に行きました。

その前日の夜に1961年版の映画DVDも観ておかなきゃ!と思い、鑑賞して行きましたよ!

映画を観る方は是非、初版を観てから行くべきです!少し違うところがあって

「なんで監督はこういう流れにしたのかな?」「この方がわかりやすいな」

「同じ曲でもやりとりの違いで見え方が変わるな」など色々なことを考えることが出来ました。

なんといっても、今のロシア・ウクライナの戦争の最中なので

人種差別や争いの哀しさ、それぞれの人種が持つ歴史からくる思考、ほんのちょっとの行動や言葉の掛け違いなどで最悪の事態になってしまう。。。。

切なくなる部分がたくさんありました。

家族・仲間・恋人・友情・地域などの中が純粋な愛だけであふれていればいいのですが。。。

とにかく、何度も観た映画で、劇団四季のミュージカルも観たものですが

久しぶりに観たらやっぱり素晴らしかった!

特に音楽が良くて、「tonight」「マンボ」「マリア」「america」「cool」などの傑作ばかり。

しばらくは頭の中でぐるぐる回っていました。

2021年版でとくに感動したのは「somewhere」という曲でした。

ネタばれになってしまうので書きませんが、ラストにかかるこの曲は本当に重く考えさせられる場面と重なり心に残りました。

 

さて、パーティーに戻ります。

フォーメーションチームは4組。

私たちが静岡、もう一組の中川組が栃木、あとの2組は東京と4組が集まって練習するのが難しい状況でした。

歩浜先生が動画を送って下さり各自練習していきました。

歩浜先生・のぞみ先生カップルには大変な手間だったと思いますが、お陰でしっかりと練習出来ました。

 

選手が全員集まっての総合リハーサルが本番までに2回ありましたが

1回目は行くことが出来ず、2回目の総合リハーサルに参加。前日の深夜に3カップルで練習して臨みました。

そして、本番のリハーサル2回。その中で完璧に仕上げていきました。

 

私たちが引退の為フォーメーション参加は今回が最期。

ということで、歩浜先生が私達にソロの部分を踊らせてくれました。頑張らなくては。。。。

 

衣装に着替えて本番!

照明が熱い!間違えたところが少しありましたが楽しく踊りました。

リフトもありましたが無事に成功!よかった!

リハーサルでは、中川先生の額を蹴ってしまうアクシデントがありました。。。

 

 

トッププロショーも無事に終わり、パーティー全体も楽しく素晴らしいパーティーになりました。

連日、話し合いや活動をしてくださった実行委員の皆様本当にお疲れさまでした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会が終わり、締めの挨拶ということで選手全員がフロアーに集合。

そこでなんとサプライズ!!

選手会の皆さんが胴上げをしてくれました!

ユニバーサルの引退セレモニーの時は、コロナの為人との接触を最小限にしてほしいとの事で胴上げが禁止されていました。

それを残念に思ってくれた選手会の方々のご厚意で胴上げしてもらいました。

正直、「胴上げは怖いから無くていいや~」と思っていた私でしたが

皆さんの気持ちが嬉しくて、胴上げしてもらえてよかったなと思いました。

 

大坂先生いい感じに上がっていますね!

私の胴上げ写真は硬直していますね。。。まっすぐだ~。。。

周りの先生の腕を強く握りしめてしまいました。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達はデビューがJDC。しかし入って1年ほどで師匠についていく形でJBDFに移籍。

その後、JCFに移籍したのでどの団体にいてもなんだかよそ者扱いされているような感じでした。

自分たちの気持ちがそうだっただけで自ら壁を作っていたかもしれませんが。。。

(ウェストサイドストーリーにも似た状況のような)

 

しかし、JCFではOBOGの先生方も選手の皆さんにも温かく迎えて頂きました。

しばらくはやはり壁を作っていたかもしれませんが。。。。

自分たちのやりたいことを自由にやることが出来、悔いのない競技人生でした。

今日、胴上げをしてもらったことで

本当の意味でJCF選手として選手たちから認められたと思えたし、

JCFに移籍してよかった、あの時の私たちの決断は間違えていなかったと心から思いました。

今後も、「いい雰囲気のJCF」がダンサーの為の素晴らしい団体であり続けることを望みます。