「コンサートへ」ブログの続きです。
中ホールは満員。コロナで大変だった2年でしたが少しずつ日常に戻りつつあります。
お待ちかね!ステージに主役の手嶌葵さんが登場。
本当にシンプルにクラッシックコンサートのようにステージ真ん中に立ちました。
身長174センチあるようでスラっとされていて独特な雰囲気のある素敵な方でした。
最初の曲は、ピアノの伴奏と合わせて「The Rose」 ベット・ミドラーさんのカバー曲から入りました。
この曲は東京にいた時に女性だけのフォーメーショングループに振付した曲でした。
このグループは前任の先生から任されたグループで、任された以降も私が静岡に来るまで長く続いていました。
毎週のレッスン時間は「女子高生のように」みんな無邪気に踊っていました。
私も大切なグループとして育てていましたし一緒に楽しくワイワイとレッスンをしていました。
そんな大切なグループに振り付ける曲として選んだ「The Rose」
曲を聴くと思い出がよみがえります。
コンサートでは、その他にもジブリ作品
「ゲド戦記」「コクリコ坂から」の主題歌を歌ってくれました。
映画の内容やその当時の自分の記憶、さらにはその曲で踊っていた先生の事なども思い出されます。
さらに「西の魔女が死んだ」という小説の実写映画の主題歌「虹」、
ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」の主題歌「ただいま」
映画「みをつくし料理帖」の主題歌ユーミン作曲「散りてなお」
と続きます。歌も曲もいいですし映画も素敵なものばかりです。
1部の最後は、「明日への手紙」
有村架純さん主演のドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の主題歌でした。
この曲を聴くと東京で教えていたMちゃんの事を思い出します。
まだ4歳ぐらいでスタジオに通い始めました。泣いてばかりの女の子。大人がいると隠れてしまったり。。。
はじめはお母さんと一緒に来ていたのですが
小学校に上がると一人で通うようになり、そのうち学校帰りにお友達を連れてきたりしてダンスを楽しんでいました。
学校の話、お母さんとの話、冗談を言って笑い合ったり・・・ダンスだけでなく色々な話を沢山しました。
友達との悩みや恋バナなんかもするようになっていました。
中学3年生まで教えて
私が大竹辰郎ダンススクールを独立する最後のパーティーで一緒に踊ったデモの曲がこの曲でした。
Mちゃんの成長と大切な日々の思い出が詰まった曲です。
この曲を聴くとほろっとしちゃいます。
2部も素敵に歌って下さり、トークは苦手のようですが1曲ずつエピソードを交えてお話ししてくださりファンとしては興味深かったです。
あっという間の至福の時間でした。
手嶌葵さんの声や吐息が心を温かくしてくれました。
そしてそれだけでなく、お辞儀の仕方や話し方そして佇まいを観て
「私ってなんてガサツな人間なんだろ~。もっと毎日を大切に生きたいな。」と思わされました。
大坂先生の方が繊細で、私の方が雑な性格というのは昔から分かっていましたが・・・・
改めて納得。心が洗われる思いでした。
言葉や動きの一つ一つに心がこもっているから、音の1つ1つが純粋で無垢で透明で何にも穢れていないように聞こえるのだなあと感動しました。
私たちのダンスも
一歩一歩丁寧に大切に心を込めて踊りたいものです。
いつもそのつもりですが。。。。もっともっとですね!!
人間臭さもいい味になりますからそういう部分も大切にしつつ。。。
週末は本当にのんびりと素敵な日曜日を過ごすことが出来ました。
心が安らぎ満たされました。
今週末はパーティー。来週はダンスの撮影。年明けからはすぐに舞台で踊る仕事があります。
良いダンスが踊れますように。